エゴキャッチが嫌い

博多を歩いていてまじでしつこいキャッチに捕まって一瞬でキャッチが嫌いになった日南太です。
中洲とか歩いていたら「お兄さん、居酒屋は」って話しかけてくる、アイツらですね。

キャッチは頭の中で何を考えているのだろうか。
「あ、こいついけそう」
「うわーこいつはやめとくか」

頭の中の9.9割がこんなことだろう。
キャッチも店の良い広告として、客数を増やすための1つの手段として、立派な仕事であることは確かだが、優しくないやつらばかりだ。

全員が全員そうとは言わないが、まぁ自己中極まりない。
とにかく自分の利益を上げることしか頭にない。
そこに「どうやったらこの人喜んでくれるかな」という考えは一切ないだろう。(ある人もいると思うけど!)

こっちはショッピングをしたり、映画を見て楽しんで、さぁどこでご飯食べようかと楽しみながら歩いているところを、
「お兄さん居酒屋お探しですか?」

まぁここまではいいだろう。キャッチもそれが仕事だからな。


「いや、大丈夫です。行くとこ決めてるんで。^_^;」
「大丈夫です。行きたいとこ行くんで。」


ここまで言われたら、大人しく引っ込め。
そっから先

「いやほんとは決まってないでしょお兄さん、居酒屋どうですか??」
「いやいや、めっちゃ安くしますよ!ここ以外安いとこないですよ!」
「まじでお願いします、ちょっとでいいんで話聞いてください!」


まじでしつこい。迷惑でしかない。もうほんとに求めてないから。お願いだから話しかけないでくれ。
なんとしてでも連れて行って利益をあげようというエゴがにじみ出ている行為だ。まぁ、そこに相手目線などあったもんじゃない。


こっちはいきなり話しかけてきたキャッチに対して、気を遣いながらも断りを入れているというのに、なぜわざわざ時間をとられて不快な思いをしなければならないのか。

今一緒にいる人と「ここいいね」ってとこに入って美味しい料理をたべたいのに、
せっかくの楽しい時間が台無しだ。


人がお金を払う、人ありきの仕事は
まず“人に喜んでもらうこと”が大前提なので、不機嫌を生み出さない工夫が必ず必要だ。
もし僕がキャッチをやるとしたら、
とにかく短いターンで相手の興味をひくことを意識する。
大事なことは、自分の話を聞いてくれる体制を相手に作らせることだ。

話しかける回数が増える→「しつこい」を生み出してしまうので、最初の一声で話を聞きたくなるキャッチフレーズで興味を持たせる。


「こんばんは!飲み放題が800円の居酒屋どうですか?」
「僕の紹介で30%オフになる店よかったらどうですか?」
「テレビで紹介されて大人気の店どうですか!」

「大丈夫です」もしくはフルシカトの場合すぐに身をひく。

もちろんここで嘘があってはいけないが、とにかく相手に興味を持たせる、話を聞いてもらうこと。
それができればあとはこっちのもんで、あとは詳しいことを説明してあげればいい。


ワンフレーズで興味をもってもらうのが重要で、
「こいつは気が強そうだからやめとこう」とか「こいつならワンチャンいけそう」という発想を無くして(人探しの時間が無駄だし見た目で判断などできないから)とにかく話しかける総人数を増やして確率を上げる。
さっきも言ったが「大丈夫です。」もしくはフルシカトの場合、サッと身を引く。

“求めていない”ことがわかった瞬間に諦める潔さが大事だと思う。本当に安い居酒屋を探してたり気になったりしたら、相手側から質問が飛んでくるはずだ。


そして、最終的なゴールは「あのキャッチに紹介してもらってよかった」と喜んで帰ってもらうことなので、本当に自分がオススメできる店を紹介する。
店に入れたらオッケーではなく、気にするべきは店を出た時の満足度だ。

それを継続して、「あのキャッチの人の紹介は間違いない!」を手に入れたら大勝ち。どんどんリピーターが増えていく。そこまでいくとなるとまぁ難しいと思うが、
本当にキャッチの仕事を続けて稼ぎをえたいのなら、
つまるところ“信用を得る”ということが何より大事だと思う。結果そこにいきつく。

まぁ、とにかく自分の利益しか頭にないやつら(エゴキャッチと呼ぼう)は、話しかけた相手が今何をしていて、どんな話をしていて、何をしてきた後で、何を求めているか
など1ミリも考えもせずまじで優しくないので、キャッチの仕事を辞めてどこかで大切なことに気づかないかぎり、ろくな人生を送らないだろう。

そんなヤツらに捕まるなんてまっぴらごめんだね。



話かけられたくもないので、もっと話しかけんなオーラを出しまくって堂々と歩こうと思っているところです。

今日はキャッチにムカついたけど、沢山笑って、心配しまくって、叫びまくって楽しい一日だった。
感謝してまーす。

明日も頑張りましょう。
おやすみなさい。