はらぺこあおむし

おはようございます。20キロの帰り道が寒すぎたので、途中のネカフェに避難した川口日南太ことネカフェ難民です。
今から寝るというのに、焼きカレーにトッピングをして頼むところでしたが、力尽きて寝落ちしました。
いつでもどこでも寝るのは秒速です。良かったです。

さて。

皆さん読書、してますか？
小説、絵本、自己啓発書、ビジネス書、哲学書、科学書。。
様々なジャンルの本があります。
教科書もそうですね。

僕たちは無意識に現在の問題解決を求めていて、自分の知りたい事が何なのかを知っています。
本屋さんに入って手に取る本を見るとわかりやすいです。

どこか旅行に行きたいなと考えていたら、「旅先ガイド」のような本を手にとってパラパラしてみる。
珍しい飲食店を探していたら、グルメ本を手に取る。
「自分は何のために生きているのか」そんなことを考えるようになると、哲学書や自己啓発書に手を伸ばします。
僕は最近恋愛で悩むことがあったので、生まれて初めて恋愛について女性が語っている本を読んでいました（笑）

高校時代は、とにかくトレーニングや食事の事について書かれている本を読み漁りました。

この本は僕が高3の冬に、家から2キロ程先の本屋さんで見つけたもので、
当時は毎日の素振りが原因で腰を痛めており、それでも夏に向けて強い体を作りたい。どうしたらいいのかと考えていました。

この本が目にとまり、長友選手が実際にこの体幹トレーニングでひどい腰痛を克服し、世界で戦える体を作り上げている事を知り、「この本めちゃめちゃ欲しい」という衝動に駆られました。

しかしその時サイフをもっていなかったため諦めて帰ったのですが、どうしても読みたいという気持ちが勝り、
また家から走って買いに行ったのです。
しかしサイフを家に忘れるという最大のミスを犯し
（まじでアホ）、また走って帰ってサイフを手に入れ、
当時の体力を活かし更に本屋さんまで走ってゼーゼー言いながら購入し、走って家に帰ってやっとこさ読むというエピソードのある本です。

この本に書いてあるトレーニングを、毎朝学校のトレーニングルームでやってから教室に上がり、昼休みもこの本を持ってトレーニングルームへ行きました。
そして毎日続けていると、本当に腰痛が治ったのです。

読書が自分を変えてくれた貴重な経験でした。

野球を引退してボートレーサーを目指し始めてからも、養成所に入ってからも、この本に書いてある体幹トレーニングは続きました。（本の付属のチューブを隠し持って行くほど！）

その後も体幹の使い方が上手くなったため、強度なウエイトトレーニングを行っても、一度たりとも腰痛に悩まされたことはありません。
毎日毎日持ち歩いていました。

「少ない小遣いの中、わざわざ何度も家と本屋を走って往復してまで買った」

こんなエピソードが、僕をこの本の隅から隅まで本を読ませ、毎日体幹トレーニングをするという行動に移させてくれたと思うのです。

『何らかのエピソードをつけて本を買う』ということが、読書の質を上げてくれると思っています。
例えば「わざわざ北海道まで行って買った本」「好きな人がくれた本」
なんて、隅から隅まで読みそうじゃないですか？
たとえそんなに良い本じゃなかったとしても、何らかの価値を自分なりに見出しそうです。

そして、僕はブログを始め、日常にある普段気にもしなかった物事の価値について考えるようになり、この間まで

「本をわざわざ買うのはお金がもったいない。
隣のカフェに3冊まで持って行って読んでいいって書いてあるんだから、そこで無料で読んじゃえばいいじゃん」

と思っていたのに、
そんな考えが180度切り替わりました。
地元に帰った時も本を買い、
先日も3千円以上する本を買いました。

これからも、本にはかなりのお金を使ってくつもりです。

『本』以外に、その本に対する『吸収力』、『多少読みにくくても最後まで読む粘り』や、『実際の行動に結びつける意思』だったりを、お金を払って一緒に買っていると僕は思っています。

これらは無料じゃどうしても手に入らないんですよね。
お金を払うからこそ手に入る。

僕は最近、
『記憶するだけでなく、理解すること。自分の頭で考え、アウトプットすること。』
ここまでを読書だと思って本を読んでいます。

「読書なんてしても意味がない」という人もいますが、それは誰よりも本を読んでから言うべきでしょう。
読書で人生は変えられる。僕はそう信じています。
そして、『お金をしっかり払う』『何らかのエピソードをつける』この２つが組み合わさった良書を読めば、そんな読書ができるんじゃないかなぁと思っています。

話をまとめると、

本を買うことは価値があるということ。本を買うまでのエピソードは、その本の付加価値になってくれる。
そうなれば、読書の質をグンと上げることができる。

そんな最近の気づきでした。

ということで、近くに本屋さんがあるのにもかかわらず、今からわざわざ天神まで本を買いに行ってきます。
予算は1万円。

ちなみに最近絵本も読んでいて、はらぺこあおむしの英語版がまじで全然読めなかったので、自分の英語力のなさを実感しました。
はらぺこあおむしぐらいは読めるようになりたいものです。まぁのびしろですね。
いきなりはらぺこあおむしをぶちこんだところで、今日のタイトルをはらぺこあおむしに決めました。

人に伝えるって難しい。でもそこに使う時間って、案外勿体無いと感じないもんだなぁと思いながら今日も記事を書きました。

そんなこんなで1日もあと少し。
満足してぐっすり眠れるように、お互い最後までもーちょい頑張ろうね。

ネカフェからは以上でーす。 （あぁ会計いくらかな。。）