『ネットビジネスをするキミへ』

 

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『ネットビジネスをするキミへ。』

 

これを見ているキミは今、どういう状況だろうか。ネットビジネスを実際にやっているのか、これから始めようかなと迷っているのかな。

顔すら想像できないキミに贈る手紙といのは、なかなか難しいよ。

キミの好きな食べ物も、趣味もわからない。

だけど、今のキミが置かれている状況ぐらいは少し、予想がつく。

 

きっと、少し前のボクのように、

自分の現状に満足いかず、

人生を変えなければいけないと焦り、とにかく手頃なネットを活用して“少しでも人生が変わるなにかがないか” そんなことを求めている。

圧倒的な継続や行動が必要だとわかりながらも、それでも「もっと最短の道はないか」と

巷に溢れている小賢しい方法論だけを追い、そうこうしていたら、自分は全く成長しておらず、周りの人達はなんだか楽しそうに日々を送っている。

 

きっと、そんなところじゃないかな。

まぁ、けっこうわかるよ。沢山の人がその道を通るんだ。もちろんボクも通った道だ。

 

何度も、「よし、頑張ろう」と思ってきただろう。それでも頑張りきれず、何度も何度も自分に言い聞かせてきたハズだ。

だけど、エンジンはなかなかかかってくれない。

そしてとうとう、SNSで目にした甘い誘惑にまんまと負けてしまったのだろう。けっこう時間を使っただろうね、“彼ら”が仕掛ける、小賢しく、利己的で、中毒性を煽るような罠に。

 

そんなキミにこの手紙を贈ろう。

今、ウォーキングマシンで歩きながら必死に書いているんだよ。もう今日のブログの投稿はしなくてもいいというのに。今日3記事目だよ。勘弁してくれ。

でも、どうしても伝えたくなったんだ。

ちゃんと読んでくれよな。もしかしたら、自分の中で何かが変わるかもしれない。

 

ネットビジネスって言ったって、幅が広すぎるから一概には言えないんだけど、ボクがここで言うネットビジネスというのは“彼ら”がやっているアレだ。あの誘ってくるやつだ。誘われて、紹介しないといけないアレだよ。まぁ、わかってくれるだろ?なんとなく。

無在庫転売?せどりアフィリエイト?FX?株式投資??YouTube?ブログ運営?マルチ商法ネズミ講

まぁ、いろいろあるよね、ほんとに。

すごい世の中だ。まだまだ無知なボクらには怖いものばかり。

 

“彼ら”は人間の持つ欲をグサグサとついてくる。そしていつの日か“彼ら”の仲間入りをしてしまい、最初は恐れていたものの日が経つにつれ、自分を正当化してしまう。

『俺のやっていることはべつに悪くない』

そして、金持ちになった自分でも想像しているんだろ?

仕方ない。キミはまだまだ純粋で何も知らなかったんだ。そして今の人生を変えたいと常に思っていた。そんな時にタイミングよく

「たったの1日10分ぽちぽちするだけで30万稼げます」

「これはまだ世に出ていない新革命ビジネスです。」

「私と一緒に新しい世界を見ませんか?権利収入を得ましょう。労働収入の時代は終わりです。」

 

ま、こんな言葉を吹きかけてくるわけだ。おいでおいでと言わんばかりに。そして彼らは実際に会ってくれる。詳しく説明をしてくれる。もうボクは聞き飽きたよ。だって、会いに行くたび会いに行くたび、みんな同じようなことを説明してくるんだもん。“彼ら”はたくさんいるが、一括りにしていい。同類だ。自分を完全に正当化しきっていて、いかれた人生のコンパスを持っているんだ。そして、そのコンパスがいかれているということに全く気づいていない。直そうとしてくれる人が現れても、それを拒むんだ。どうしようもないよ。

 

だが、キミにはまだ希望が残っている。

ボクにはわかるんだ。なぜなら、ボクはその道に足を踏み入れ、いつしか暗い暗いトンネルに入ってしまった。でも、1つの光を見つけてようやく抜け出したんだ。

今は最高の毎日だよ。幸せを感じている。自分の心に嘘なく好きだと思える人だっているし、愛されている。様々なことに挑戦している。本当に楽しいんだ。

キミも大丈夫だ。今ならまだ間に合う。

 

不安なんだろ?自分を正当化しつつ、心の奥底に眠る「これでいいのか?」という小さな思いを抑えている。

 

問いかけろ。何度も何度も問いかけるんだ。

『自分の人生は本当にこれでいいのか?』

はっきりと自信を持って答えられるようになるまで、問いかけ続けるんだ。

 

キミの人生は一体誰が与えてくれたんだ。もちろん、親だろう。

親が与えてくれた、ここまで自分の時間をたくさん使って大切に育ててくれた1度しかない人生を、そんなものの為に使ってしまってキミは本当に後悔しないのか?本当に、ソレがないとキミの人生はやっていけないのか?

 

そんなことはないだろう。

キミの心の声をちゃんと聞いていればいつかわかるハズだ。「自分の時間は、こんなことに使っている暇なんてない」と。

 

“彼ら”そしてキミ、かつてのボクが考えていたことは

「あいつなら話にのるだろう」

「あいつはちょっとやめとくか」

「あいつはちょろそうだな。なんて言おうか」

そんなとこだろう。そして、様々な方法を知るために、時間を作ってセミナーへ参加したりする。やましいったらありゃしないぜ。

そこに「人の喜び」「優しさ」そんなものあったもんじゃない。

親に成長したと言われた?めちゃくちゃ楽しい?調子に乗るのもいい加減にしたらどうだ。

うんざりなんだよ。今、隣にいる人間が、電車に乗っている人達が、カフェで話しているあの人達が、みんなそんな事しか考えていないエゴにまみれた人間だと思うと、吐き気がするよ。

 

ボクはさ、中学の卒業式文集の「将来詐欺にあいそうな人ランキング」でぶっちぎりの1位を獲得した騙されやすい人間なんだ。やめてくれよ。笑もう誘わないでくれ。そんなことに時間を奪われるのが嫌なんだ。

もっともっと、どうやったらこの人は喜んでくれるのか。どうやったら楽しくなるか。そんな事ばかり考えていたいんだ。そこにやましい考えなんて入る隙はもうないんだよ。

 

胸を張って、最高だったと言える人生を送りたいんだよ。ビッグな男になりたいんだ。約束したんだ。

親に、育ててくれたじいとばあに、日南太を育てて本当に良かったと泣きながら言ってほしいんだよ、ボクは。

 

キミだって、そうじゃないのか?

もう、心は変わり始めたんじゃないのかな。何度も自分の心に問いかけろ。

『自分の人生は本当にこれでいいのか?』

 

答えは、キミの心しか教えてくれないよ。しっかり答えがわかったら、今すぐに進路を変えるんだ。もう、「この道には行ってはいけない」ということがわかる。

次は別の道を試すんだ。その道もダメだったら次の道。それを繰り返しているうちに、きっとコンパスは見つかるハズだ。どれだけ地図が書き変えられようとも、キミの行き先を指し示してくれる、人生のコンパスだ。

そのいく先に、もしかしたらボクと出会う日が来るかもしれないね。

その時は、一緒にお酒を飲もう。キミに会える日を楽しみにしているよ。

 

最後に。

あの有名なネットビジネスの王道、アムウェイのトップに登りつめた人がボクの知り合いにいるんだ。彼はもうすぐ60歳になろうとしている。彼は今何をしていると思う?

 

今まで稼いできた大金には手を触れず、糸島というど田舎で、農業をやっているんだ。

これはそんな、ネットビジネスでトップに登りつめ、大金持ちになった代わりに信用を失い、友を失い、家族を失った男が最後に言った言葉だ。

『もっと人を喜ばせたかった』

 

ボクの伝えたいことは、これが全てだよ。

最後まで読んでくれてありがとう。