『キミはどっち側の人間だ?』

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おはようこざいます。自分の絵に伸び代を感じている日南太です。ザザッと数年ぶりに書いてみたけど、ぜんぜんいけそうな気がする。何より、絵を描くのってやっぱ楽しいですね。

 

さて。

 

キミは今、何を目指している?

夢は?目標は?しっかりと持っている?あるいは、自分が何をやりたいのかもわからない?

まぁ、夢があるかないかなんてべつにどっちだっていいんだけどサ。無理して見つけなければいけないものじゃない。

じゃあ質問を変えよう。

“今やってる事に、ベストを尽くしているか?”

答えはすぐに出るハズだ。もしキミが、人に応援してもらいたいと思っているのなら、この質問にYesと答えられるようになった方がいいだろうね。

 

世の中には、夢や目標が明確になっている人がいる。今やっているコトの先に目指す場所があり、そこだけをみてひたすら努力をする人たちだ。

ボクも、数年前はそうだった。そっち側の人間だった。

でも、そうじゃない人もいる。

将来が不安で、何をしていいかも分からず、自分の道を模索している。自分が何をやりたいのかもわからない。あるいは、目指す場所はあるんだけど、今やっていることとは全く違う方角にある人もいる。

そんな人たちは、今やっているコトの先に目指す場所がある人たちからすれば、とんでもなく目障りなんだ。

キミは、どっち側の人間だろう。

 

部活なんか、そうだろ?

「オイ、お前甲子園目指してねーのかよ」

「甲子園を目指してないヤツなんて邪魔なんだよ」

「みんなで1つにならなきゃいけないんだ。

   おまえも、コッチへこい!」

 

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甲子園を目指している人間からしたら、野球に対して本気で向き合っていない意識の低いヤツらは目障りで仕方ない。

ボクはそっち側の人間だったから、よくわかる。

たまったもんじゃないよね。

「オイオイ、待ってくれよ。ボクはただ楽しく野球をやりたかっただけなんだ。」

「目標だって、そこじゃないんだ。」

辛かっただろうね。周りのみんなはアッチを目指しているのに、自分だけそこではなく全く違う場所に行きたいと思っている。でも、それを言ってしまうと仲間はずれにされちゃうから、最後列からみんなの背中を追いかける。

自分の心に嘘をつきながら。

「ボクも、そっちへいきたいんだよ」と。

 

社会に出ても、全く同じだった。

高校を卒業して3年。

あれだけ大切にしていた目標が、描いていた夢が、一瞬にして消え去った。もうそこを目指すことはできなくなった。

仕事をしている時は元気に振る舞えるから、誰も心配なんてしちゃくれない。

夜中1人になると、毎日不安に襲われた。

なんとか目の前の仕事にやりがいを見つけながらも、自分の心の声に気づいている。

「本当に人生をかけてやりたいのは、コレじゃない。」

とにかく、探しまくった。仕事の空いた時間を使って、新しい価値観に触れにいった。怪しい人にも自分から会いに行った。まだやったことのないコト、周りの誰もやってないコトにも挑戦した。

そんなボクの姿は、

目指す場所が今やっていることの先にある人たち、やりがいを感じている人たちからしたら、とんでもなく目障りなようだ。

「仕事に集中しろ」

「おまえの時間はもっとコッチへ使え!もっとコッチのことを考えろ」

「おまえの生き方、カッコ悪いんよ」

 

オイオイ、待ってくれよ。ボクが目指している場所はそこじゃないんだ。いいじゃないか、やるべきことはやっているハズだ。一生懸命やっている。

そっちへ、連れて行こうとしないでくれ。

 

あの時、最後列にいたキミの気持ちがよくわかる。辛かったね。

傷つけてしまってゴメン。

 

価値観は人それぞれだ。自分の価値観を人に押し付けるようなことは、あまりよろしくない。

お互いに、分かりあおうとするのが大事だと思う。例えわからなくても。

“価値観が違うからお前とは合わない”そんなことを言っていたら、結構生きづらいんじゃないかな。価値観なんて、絶対どこか違うんだから。

 

子供がいる人には、仕事より子供の方が大事だ。「仕事がないと子供は育てられないだろ」

そんなこと、わかってるんだよ本人も。ごめんなさい迷惑かけて。。そう思いながら休んでるんだ。

 

部活が第一の人もいれば、部活より勉強、部活より彼女の人もいるだろう。

 

受け入れてあげるんだよ。例え理解できなくても。そんな世の中の方が、楽しくない?

ボクは、最後列をとぼとぼ歩く人に、気づいてあげれる人間になりたい。

 

ただ。

間違っちゃいけないのは、今を疎かにしていいわけじゃないということだ。

今に一生懸命じゃない、力を出せるのに出さないヤツのことを、人は応援してくれない。

 

目指す場所は違えど、今にベストを尽くす。

一生懸命努力する人間を、人はあんまりバカにできないハズだ。だって、そんな人をバカにしていたら、自分がみんなから白い目で見られるんだから。

 

ボクはまだまだ、ベストを尽くしきれていないのかな。

キミはどうだろうか。

たぶん、まだまだいけるんじゃないかな。

大丈夫、いけるよ。キミは1人じゃない。

今日も、お互いベストを尽くそうね。

                                                   

 おしまい。

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