90 / 挑戦する人へのエール
おはようございます。AirPods(右)を家のトイレに吸い込まれた日南太です。
人生をやり直したいです。
ちなみに今回が2度目のトイレ吸い込みで、1度目は、ベロベロに酔っ払った成人式の帰り道の電車のトイレです。
その辺あたりから人生をやり直したいと思っています。
さて。
昨日、あのこばやしたいき君から電話があって、減量に対するアドバイスを求められました。
彼は4月に行われるメンズボディジャパンに出場します。
昨日は結局何も言えてなかったので、
参考になるかわからないし、「そんなことわかってるわ」って事かもしれないけど、知識を整理して、今の僕にできる限りのアドバイスをしてみるね。
▶︎僕らが持つ二種類の脳
まず、ここでは人間の脳を大きく2つに分けてみよう。
「爬虫類脳」と「人間脳」だ。
「爬虫類脳」は、食料探索や生殖行動といった人類が生き延びるための本能を司っている。
この脳は、とにかく生き延びるためにしか役に立たず、意志に反して動いてしまう。
不適切な衝動に僕らの注意を向かわせて、それを満たすことに時間とエネルギーをたっぷり費やさせる。(そのときは楽しめるが!)
一方で「人間脳」は、意志力や自制心といった、自分の欲求を抑え、いわゆる人間らしい行動を行うために発達してきたものだ。
「前頭葉」とかその辺だね。
僕らがダイエットを行う際、摂取カロリーが極端に減ると、爬虫類脳は生存の危険を感じ、強い危険信号を人間脳に送る。
それは、ただの空腹感を超えた______強い必要性とでもいえる______、激しい食欲。
だから、爬虫類脳に摂取カロリーが減っていることに気づかれないために、本当に少しずつ食べる量を減らして1ヶ月1kgぐらいずつ体重を落としていくのがダイエットの理想的なやり方だ。
しかし多くの痩せたい人たちは、「来月までに3kg痩せる!!」などという目標を掲げて、紙に書いて壁に貼りたがる。
本当に痩せた人を見たことがない。そして悲しいかな、そんなに一気に痩せたところで待っているのはリバウンドという現実だ。
極端に摂取カロリーが減ったことで、それまで落ち着いていた爬虫類脳が身の危険を感じて
「まずい!危険だ!もっと食べなければ!今すぐ甘いものを口にいれろ!栄養を摂取しろ!!」
と、人間脳に叫んでくるようになる。
その度に人間脳は、「ダメダメ!これはダイエットだから大丈夫なんだ!おとなしくしてろ!」と、爬虫類脳をたしなめざるを得ない。
これが何度も繰り返されるうちに決定疲れになって、意志力の供給はたいてい昼すぎには尽きてしまう。
結果、仕事終わりには完全に意志力が底をついていて、我慢できずにピザや甘いお菓子などのジャンクフードを口に詰め込むことになるわけだ。
「少しだけ...ひとつだけ...」と思って手を伸ばしたが最後、気付いた時には空になった何袋ものジャンクフードのゴミが目の前に散らばっている。
そして、その度に人間脳は
「何をやってるんだ!もう2度と爬虫類脳に負けるな!強い意志を持つんだ!」
と自分を責める。責めれば責めるほど人は誘惑に弱くなるので、また同じことを繰り返すという負のループにはまってしまう。
今回行うのは「ダイエット」ではなく、いわゆる「減量」だから、どうしてもこの爬虫類脳の誘惑と付き合わざるを得ないのがまた、厳しい戦いだ。
▶︎ダイエットという名の心理戦
僕のことを例に出すけど、こないだ知り合いからアイスを大量にもらったんだ。その日の夜中、このありさまだよ。
一個だけと思って食べたんだけど、8個食べるこになった。ド深夜に8倍のカロリーを摂取したわけだ。
僕は幼い頃から食いしん坊だったし、食べるのが好き。この食欲と付き合っていくのはなかなか大変だよ。努力しなければ、必ずデブになる。
たいきも、ソファーに座って気づいたらピザを頼んでどか食いしてるとか、冷蔵庫にあるもの(チーズだったっけ)をたいらげてしまうって言ってたけど、僕らに起きているこういう現象は、「どうにでもなれ効果」という心理作用と見て間違いない。
簡単に説明すると、ダイエットでカロリー制限をしているのに、どうしても外せない外食に参加。サラダで済ませようと思っていたのに、付け合わせのパンを食べてしまったとたんリミッターが外れ、
「もう今日はいいや!ケーキも食べるぞ!」
となってしまう現象のこと。
ダイエッターなら一度は経験したことがあるだろう。
さぁ、今回大会にベストの体の状態で出るにあたり、
「爬虫類脳」と「どうにでもなれ効果」
この2つの敵を倒せば道が拓けると僕は見た。
必ず倒す方法はあるハズだ。
考えてみてほしい、こいつらに打ち勝ってスムーズに減量が進み、自分が自身を持てるバキバキの体を披露する姿を。最高だ。現実にしようじゃないか。
自分が出るわけでもないのに何言ってんだって感じなんだけど、このまま続けるね^^;
▶︎本当の勝利とは、戦をしないこと。
孫子の兵法でよく言われる話なんだけど、1万人対1万人の戦をした時、仮に5千人の自軍の兵士を残して勝利したとしよう。
でもそれは勝利なんかじゃない、なぜなら戦は続くから。
兵士が半減している状態でほかの軍から攻められたらもう勝ち目が無いんだ。
本当の勝利とは、戦をしないこと。兵士を減らさないことであると。
ダイエット、減量だって全く同じだ。
仮に目の前のチョコレートを食べたいという欲をねじ伏せて我慢することができたとしても、そこで意志力はずいぶんと減ってしまう。
次の誘惑を前にした時、それを倒すだけの意志力が残ってないワケだ。
減量という名の戦は常に続く。そこを頭に入れたうえで、とにかく意志力vs食欲の戦をしないこと。
意志力は、戦わなくていい環境を作ることに使うべきだと思う。絶対に、ドカ食いを引き起こす行動パターンがあるハズ。
仮にそれが「ソファーに座る」だった場合、例えばジムに持っていくものを玄関にあらかじめ準備しておいて、家に入ったら速攻でそれを持ってジムに行く、とか。
冷蔵庫の中に何か食欲をそそるものがあるのならば、それは今すぐゴミ箱に捨ててしまうべき。冷蔵庫にそれがあるだけで、意志はじりじり削りとられる。
とにかく自分の行動パターンを知って、そうならないための対策をして、とにかく誘惑との戦いを避けるのが1番大切なことだと思う。
前の記事でも書いたけど、人間が意志で誘惑に勝てる確率は50%なんだから。
60日あったら30日は誘惑に負けるわけだ。
やってらんないよね、そんなギャンブル。笑
▶︎マインドフルになる。
でも、ひたすらこれでもかってぐらい対策をした上で、どうしようもない部分も出てくる。
そんな時の強い味方は、マインドフルになること。
僕も毎日仕事が終わって家に帰る途中、すき家やマック、何軒ものコンビニや24時間のジョイフル等、沢山の誘惑があるんだけど、やっぱり疲れてる時なんかは
「あぁ〜...コンビニスイーツ買って帰ろうかな..。食べてぇ。。」
「今日は疲れたしがっつりどんぶり食ってもいいんじゃねぇか??」
そんなことを思う。
そんな時は、とにかく今の自分が何を感じているかに集中して、ひたすら観察して、実況みたいなとこをやる。
「あ、俺は今コンビニスイーツ食べたいと思ってるな。疲れたから糖分を欲してるんだろうなぁ。オーケーオーケー。でもまてよ、ここで食べちゃったら余計な脂肪がつくし、肌も荒れるし脳にも悪いしいいことが何にもない。食べなかったらきっといい気分で眠れて....」
ってなことを考えてたらコンビニは通りすぎてるよ(笑)
これがうまくいかないと、自転車を止めてコンビニに入ることになるんだけどね。でも、最近はなくなった。それにコンビニに行ってもドカ食いするなんてことは滅多にない。
マインドフルになること。自分の心をもう一人の自分で観察するって感じ。
これ、いいらしいよ(*^^*)僕も実感してる。
まぁ、たいきはわかっているのかもしれないけれど^_^
そうだ、もしピザ屋に電話しそうになったらその前に俺に電話したらいい。
「やばい日南太!ピザ食べたい!」
って言ってきたらいい。
「うるせぇ!ジム行け!」
って言ってやる🤔笑
ごめん、もう少し書き殴るね。
▶︎加工食品を口にしない
加工食品がダメな理由は、カロリーが高いとか糖分が多いとかそういことではなくて、
加工食品を口にすると、脳が刺激されて1日あたりの摂取カロリーが500kca増える
という研究があるからだ。
加工食品は次の食べすぎに繋げてしまうという点で、口にしない方がいい。
とにかく自然なものを食べるということは、食欲を抑える大きな工夫になると思う。
▶︎「〜は食べない」ではなく「〜を食べる」に変える
「〜しない」という目標を
「〜する」という風に変えるだけで、どうやら目標達率が激的に上がるらしい。
ここで例えるなら、「加工食品は食べない」
ではなく、「とにかく自然なものを食べる」
だね。
シンプルだけど、かなり効果は高いと思ってる。
んぁ!こんなとこかなぁ!
長くなったけど、とりあえず、ここに書いてあることが今の僕に言える全てです。何か少しでも参考になると嬉しい。
_______たいきが大きな挑戦をしている事に、めちゃくちゃ刺激を受けているし、本当にリスペクトするし、心から応援しています。
挑戦をしたらそれだけ辛い思いをするし、周りから痛い視線を浴びることもあると思う。
でも、どんな結果に終わったとしても、挑戦してる時点でたいきはすげぇ!
俺はとにかく挑戦する人を肯定するし、ひたすら応援します。
自信を持って、後悔しないように、大会までの時間を過ごしてほしい。
大会終わったら呑みいこうぜぇ〜〜、腹いっぱい食いたいもん食おう🥳🥰🤪
以上、俺からのエールでした。
そんじゃあ、たいきの挑戦を
楽しみにしています。
俺も頑張ります。
たいきも頑張って。